【71】 千早「そこへ妖精が助けに現れる」 地蔵堂「私だ。『コック』だ。マジ!カル!リバース!」
【72】 千早「何か、気になる箇所ありますか。 大和田「俺、どうしても言いたい台詞があるんだよ。『子どもがまだ食ってる途中でしょうが』って台詞を、どこかに入れてほしいんだ。 千早「…ええと、どこで?」 荒井「聞き流しておけばいい」
【73】 染井「…千登世小学校の皆さん。…私は、豊島事業会青年部の」 堀之内「違う!それ言っちゃダメだから!」 染井「あ。ただの染井です。今日は一緒に税金の事を勉強する為に来ました。『命ってなんだろう?』『どうして私がこんな目に遭わなきゃならないんだろう』という事を、みんなと一緒に考えたいと思います」 大和田「俺の聞き間違か。何か、妙な事言わなかったか?」
【74】 荒井「あ、はい。消防車の。荒井です。消防署の。荒井です。消防士です」 大和田「ガチガチじゃねぇか」 荒井「消防署では。火事の。時の。消火や。病気の人。を運ぶ。仕事を。主にしています。消防署は。東京都の。役所の一つです。みんなの安全を。守る仕事にはすごくお金が。かかります。えー」
【75】 大和田「すげぇ饒舌になったな。気のせいか、興奮してないか?」 若葉「好きな事語るときはだいたい、ああなるんですよ」 荒井「トヨタテクノクラフト社が架装し、主として高規格救急自動車の標準版のベース車両ですが、ですが。驚かないでくださいね?なんと。自治体によっては2B型の架装を発注する場合もあるそうです!知らなかったよねー!たまりませんよね!あー、すげぇなー」
【76】 荒井「いやー、全然。思ったように喋れなくて。車の話は結構喋れる」 若葉「嫌な所思い出すわ。自分の趣味で次から次へと車買い替えて、『実質タダ』とか訳のわかんない事言って。タダじゃねぇからな」
【77】 千早「じゃあ、皆さん、準備してください」 荒井「王子がまだ喋ってるけどいいの?」 長崎「八十八の星座系は、宇宙幕府ジャークマターに支配されている」 千早「いいです。いきます。糸織さん。スタート」 長崎「時間のようだ。もうすぐここで火事が起きる。物語の始まりだ」
【78】 若葉「あ!きっとママからだ!」 千早「ごめんね。せっかくの日曜日なのに。仕事、今終わったから」 若葉「ちょっと代わってもらっていい?」
【79】 若葉「今、私がここにこうしてる事に驚いているでしょう。ごめんね。こうでもしないと、あなたに私の気持ちを伝える機会がないような気がして。だから、今日はこうして皆に集まってもらいました」 堀之内「違う違う!そういう会じゃない!」
【80】 千早「…若葉さん、弟役に戻ってください」 若葉「嫌です!私は、あの子の母親です!」 千早「…あの、じゃあ、私、誰なんですか?」 堀之内「どうなってんだよ。始まって数分で話が滅茶苦茶だよ」
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撮影者:佐藤淳一 ※この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。