小笠原佳秀(殿様ランチ)
サイモン=アダムス(数学者)
「だから私は、あの国との戦争に命を削った」
▼対ドイツの暗号解読に才能を発揮した数学者。短期間の記憶しか維持できない為、自らの発言を常に記録させている。何事も客観性を最優先する。
武川優子
アリス=オルホフ(論理学者)
「私には茶色に見えるのよ。そういう目なの」
▼「記憶の怪物」と呼ばれる程の記憶力をもつ論理学者。知的好奇心が煽られるものにのみ感情が動く。興味がない事に関しては、徹底的に無関心である。
下平久美子(類プロダクション)
グレース=ファインズ(記録官)
「彼が誰を愛し、何を想ったのか、内側の事は記録できません」
▼解読チームの記録官。語学にも堪能で、解読された暗号の翻訳を担当していた。サイモンの発言を逐一記録して、彼の記憶の修復の手助けをしている。
谷仲恵輔(JACROW)
スコット=ラムズデン(情報部員)
「チェスとは何もよりもまず、闘争である」
▼解読チーム担当の情報部職員。何事にもゲーム性を求め、同期の職員たちを蹴落としてでも出世したいと願っている。チェスチャンピオンの肩書を持つ。
岩田裕耳
ソール=オリヴィエ(工学者)
「私の愛すべきミネルバをなじるのかね?」
▼解読機「ミネルバ」を設計した工学者。他の研究者が開発した解読機「コロッサス」を凌駕すべく、戦後も引き続き、ミネルバの改良研究を続けている。
片桐俊次
シド=フライシャー(電気技師)
「その大英帝国が俺たち民族を、祖国から引き裂いた」
▼「ミネルバ」の組立と保守を担当してい電気技師。普段は腕の確かな職人であるが、賭博癖がある。ユダヤ人の移民家庭で、英国の事が内心あまり好きではない。
瀬崎良太
スパイク=アラーソン(機器会社員)
「そういえば、ドイツから押収したエニグマ暗号機はどうなった?」
米国の電子部品会社「WE」の社員。英国人に対しある種の偏見を持っている。物事を深く考えず発言する為、周囲から軽薄な男に見られている。
新野アコヤ
モニカ=ボルトン(機器会社員)
「人のエゴを超えたところに、技術の高潔な精神があると思います」
▼米国の電信機器会社「AT&T」社員。学者たちの勝手な言動に振り回されながらも、その能力と熱意を理解しており、研究のサポートをしている。
小原雄平
セス=アシュワース(情報部員)
「サリーを疑っておきながら、どうして引き下がった」
▼傍受チーム担当の情報部職員。中間管理職として女性職員達の不平不満を宥めている。事なかれ主義で、面倒事からはなるべく遠ざかろうとする。
小川麻琴
サリー=オールストン(情報部員)
「わかっていながら、教えてあげられなかった」
▼女性ながらも情報部に勤務する職員。職務への使命感と正義感を強く持っている。戦時中、故郷が爆撃された経験から、戦争に対し嫌悪を抱いている。
小舘絵梨
ビッキー=シェリンガム(王立婦人海軍)
「いつまでも家庭に縛り付けておくなんて、時代錯誤だわ」
▼傍受担当の海軍職員。夫の反対を押し切り、王立婦人海軍への勤務を希望した愛国心の強い婦人。女性の社会進出が妨げられている事に不満がある。
犬井のぞみ
ドーラ=モートン(王立婦人海軍)
「子供の頃から、英国の婦人たるもの、常に正直であるようにと」
▼傍受担当の海軍職員。職務に忠実で、真面目な女性だが、時折、思い込みや勘違いが激しい場合がある。近々、結婚予定で海軍を退役する予定。
道井良樹
ロドニー=マクニール(情報部員)
「驚く程のことか?戦時中にはあらゆる組織に潜り込んでいる」
▼本部連絡役として、定期的にブレッチリーパークを訪れる情報部職員。施設内の秩序と服務規定を重視している為、他の職員から煙たがられている。
渡辺美弥子
シーラ=レイノルズ(家政婦)
「私スパイになったのよ。あぁ、やっぱり言っちゃった」
▼ブレッチリーパークの前の所有者の頃から雇われているハウスキーパー。掃除から給仕まで、職員の身の回りの事を全て行う。